アナタガカンダ コユビガイタイ♪ なんつー歌をご存知の昭和人は、もう少数民族になってるんだろうなあ(遠い目)お元気ですか?伊藤ゆかり女史。
幼少の砌、なんて気取ってはいけないのですが、その昔ピアノなんぞ習っていたこともありました。バイエルとかソナチネとかソナタとかね、うふ。
そんな教本の中にハノンというのがありまして。ひたすらドレミファやるやつ。あれって退屈なのよねー。
今振り返ると、あれこそが基本のキだったんだと思い至るわけですが、あの頃はそんなことわからず。嫌いでした、ハノン。だって弾くたびに先生に怒られるんだもん、小指が弱いって。
弱い弱い小指、左手の小指。
が、今も尾を引いておりますの。
50の手習いで始めた二胡。小指で引っかかってます。小指に力が入らんのですよ(涙)
老師からは練習あるのみと厳しいお言葉を頂戴しました。ああ、恨めしきかな左手の小指!(涙)鍛えなくちゃならないんだけど、弾いてると小指がつりそうになります(再涙)
本日の一枚
夕暮れ時の長安街。
陽が長くなりました。木々の葉も濃くなりました。もう北京は初夏です。
これ、映画の原作本だと思って、手に取ったんですが、映画のノベライズなのですね。著者の真保氏は映画の脚本にかかわっていたのだとか。そうなんだ。
映画化されたのとは別に、真保氏が気に入ってたプロットをノベライズしたのだそうです。だから映画とは違う点もたくさんあるのだそうで。でも映画を念頭においているだけあって、しょっぱなからぐいぐい引き込まれる展開が続きます。飛ばしすぎて後半冗長になるのかと心配したくらい。
が、そんな心配は杞憂で、とにかく久しぶりに一気読み。面白かったです。
展開は早いし、どんどんでかくなるし、邦人の誘拐の話だとばかり思ってたら、実は・・・という持っていきかたがさすが真保氏だと思いました。そういや、ホワイトアウトも真保さんのだったっけ。
ただまあ、一外交官にしては、主人公の黒田康作くんがカッコよすぎなんだけどね。んなわけないだろーって思っちゃいますよ。こういう外交官がホントにいたらねー。真保さんってば、大使館員の書き方が上手い。こういう小役人根性の人たちって、いっぱいいるだろな(笑)
もっと気の利いた感想を、と思ったんだけれど、言葉が出てきません。面白かったのは面白かったんだけど、たとえば、チェチェン紛争にしても、私は共感できるほど知らない。知らないで、のほほんとこの本を面白いと言ってしまってはいけないんだろうな、とちらりと反省もこめておきます。
急に暖かくなりました。
白い綿もふわふわ飛び始めました。春だー。
暑くなる前に行かなくちゃ、という強迫観念にかられて、行ってまいりました。
北京北堂、西什庫天主堂と呼ばれています。
清の康熙帝の病が、イエズス会の宣教師たちが献上した薬によって癒えたため、教会を建立する土地を与えられたのが始まりなのですが、1887年、宮廷の拡張に伴い、現在の地に移転したそうです。
西安門大街から歩くこと数分
観光客も見学を許されているそうなので、中に入ります。
見えてきました。
日曜日にはミサも行われてるそうですが、平日はとーっても静か。
ローマンゴシックスタイルの美しい天主堂。もちろん全国保護単位に指定されております。
ただ
多少違和感のある建物が天主堂の前に。
光緒帝の時代に、この地に移転したということが記されている碑文。亀の背中に乗っかってます。
教会が美しいゴシックスタイルなのに、こちらはベリベリチャイナなんですね。
さて、中に入って良いものかどうか、しばらく外から眺めておりましたら、お庭に水撒きをしていたおじさんが、入っていいんだよ、と声をかけてくれました。謝謝。
こちら、写真を撮っても良かったのかなーと思いつつ撮ってしまった<こらこら わけですが、柱が緑と赤のクリスマスカラー。柱からはイエス様のお言葉を記した布が下がり、まるで何かのスローガンのよう・・・んー、これも一種のスローガンっちゃスローガンだけども。
この国で根付いたキリスト教、というものを見る思いがいたしました。
ゆっくり中を見て周り、外へ出ようとしたら、品のいいおばさまに呼び止められました。ワタクシってば、せっかくの普通話の練習のチャンスだったのに、うっかり英語で返事しちゃったものだから
中文と英文で書かれた、北京の教会のパンフレットを頂戴しました。
これはマリア様とイエス様なんですか?お顔がどうみても東洋系なんですが。
この日の交通費、行きは0.5元、帰りが0.4元、合計1元(14円)もかかってません。
オリンピック時に一新したそうなので、北京のバスはほぼ新しくてきれいです。おまけに、ちゃんとバス停に名前があるし、何より安い!混んでても、この値段なら我慢できるわー、うん。
某アプリをやってる人にしか、興味のない話だと思うんだけど、昨夜読んでた本に「チャンチン」の話が書いてありました。
北京っ子は、チャンチンの若芽を食べて、春の訪れを感じるそうな。「香椿」というのが、この木の名前らしいのですが、中国北部ではすごくポピュラーな木だったのですねー。
そうだったんだー。ひとつ、おりこうさんになりました。
若い葉は赤いのだそうです。なるほどー<何がなるほどーなのかは、わかる人だけわかってチョーダイ(笑)
以前にも一度書いたんですが、過去ログがないのでまた書いちゃお。
日本に戻ったときに、fc2のログを取って、ここにインポートしようとしたんですが、文字化けしちゃったりして、どうもうまくいかんのよね。何が悪いんでしょか?
ん?ワタシのアタマ?(んなのわーっとるわい)
さて、老北京のジャージャン麺。正しくは「老北京炸醤面大王」というお店なんですが
ドーン!
かなり大きいどんぶりにどさっと野菜がかかった状態で出てきます。
(もしかしたら、事前に野菜かけるか?とか聞かれてたかもしれないけど)
左にある小鉢に、甘めの醤がたっぷり。お好みでかけていただきます。
飽きたら別の小鉢のお酢をかけても美味しい。
この日は北京の師匠、Fちゃんと二人で行ったんだけど、麺のほかには魚香肉糸と、湯葉とセロリの涼菜を注文。
魚香肉糸は、Fちゃんの影響で、ワタシもいろんなところで注文するようになりました。ここのお店の味は結構好み。お店によっては甘みが強すぎたりするところもあるのよね。
むかーし、日本で食べる豪華な中華料理といえば、魚の丸揚げあんかけ だったように思うのですが(今もあるでしょうが、今はいろんな地方の中華料理が食べられますものね)あのあんかけの あん の味を想像していただければいいかなー<魚香肉糸
この二つはどこのレストランのメニューにも載ってる、こちらではお馴染みの一皿です。
12時を過ぎたころの店内は、ぎっしり満席。
食後にいただいた杏仁豆腐が絶品でした。あれだけ、また食べに行ってもいいかも。でも行ったら、きっとまたジャージャン麺を食べちゃうのよね(笑)
あ、でもこの日の目的は
交差点(ものすごーーく大きな交差点でしょ)を挟んで、蓮向かいにある、紅橋市場だった気がする(笑)
秀水と並んで、ガイジンさんが大好きな市場のようです。パールマーケットと英語で書いてあるんだけど、淡水真珠を扱う店がたくさん。店員さんたちはえーごペラペラ。
私は買わなかったんだけどね。だって安いってったって、やっぱり高いしー。一応有名な市場だから見ておきたいなーって思っただけで。(あ、御用のある方は、ご来燕の際、ご案内しますよー。どうぞお申し付けくださいまし)