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2024/03/19 16:27 |
アマルフィ

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これ、映画の原作本だと思って、手に取ったんですが、映画のノベライズなのですね。著者の真保氏は映画の脚本にかかわっていたのだとか。そうなんだ。

映画化されたのとは別に、真保氏が気に入ってたプロットをノベライズしたのだそうです。だから映画とは違う点もたくさんあるのだそうで。でも映画を念頭においているだけあって、しょっぱなからぐいぐい引き込まれる展開が続きます。飛ばしすぎて後半冗長になるのかと心配したくらい。

が、そんな心配は杞憂で、とにかく久しぶりに一気読み。面白かったです。

展開は早いし、どんどんでかくなるし、邦人の誘拐の話だとばかり思ってたら、実は・・・という持っていきかたがさすが真保氏だと思いました。そういや、ホワイトアウトも真保さんのだったっけ。

ただまあ、一外交官にしては、主人公の黒田康作くんがカッコよすぎなんだけどね。んなわけないだろーって思っちゃいますよ。こういう外交官がホントにいたらねー。真保さんってば、大使館員の書き方が上手い。こういう小役人根性の人たちって、いっぱいいるだろな(笑)

もっと気の利いた感想を、と思ったんだけれど、言葉が出てきません。面白かったのは面白かったんだけど、たとえば、チェチェン紛争にしても、私は共感できるほど知らない。知らないで、のほほんとこの本を面白いと言ってしまってはいけないんだろうな、とちらりと反省もこめておきます。

 

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2010/05/03 01:10 | Comments(0) | TrackBack() | 読書
イノセントゲリラの祝祭

 

海堂尊著

田口・白鳥コンビ、第・・・えーと何番目のシリーズ?<おいおい

私が今まで読んだのは バチスタ ナイチンゲール ジェネラルルージュ(凱旋のほう) だから、これで4つ目になるんだけど。

このシリーズは、単発で読んだら、きっと登場人物の関係がよくわからないんじゃないかしらね。ナイチンゲールの加納警視正と玉ちゃん、ジェネラルルージュの速水先生、ここかしこに以前の登場人物の名前が出てくるので。

内容は、私にはちょっと難解でした。少なくとも、すらすらと読めはしなかった。今回は病院が舞台ではなく、厚労省がメインになっており、その厚労省の中で仕切られる医療行政というものへの痛烈な批判がバックボーンになっています。

海堂さんは、バチスタから一貫してエーアイの導入を主張されており、このイノセントゲリラは、それを言いたいがためだけに小説形式にしたとしか言いようがありません。彼の主張はわかるんだけどね。っていうかそれしか言ってないから、そこに共感しないと先へ進めない。

それぞれの登場人物はキャラがしっかり立っているから、ところどころは読んでいて楽しいんだけど、読了後の、なんていうのか、読んだぞっていう充実感は少なめでした。第一、どう考えてもこれは続編があるでしょうしね。そういうわけで、この本の評価ってのは、次の作品を読んでから、もう一度考えてみないとねって感じであります。

それにしても、田口先生が策士になっちゃってる。もともとアタマの悪い人として描くつもりはなかったんでしょうが、映画の田口公子先生とは あまりに乖離しちゃってますねー。映画はひどいわ。テレビ版は、ジェネラルルージュがはじまるんですっけ。こちらもぼーっとしてて、白鳥にふりまわされっぱなし<だけ>のキャラだと、そのあとが続かないんじゃないかしら・・・って余計なお世話ですけど(笑)

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2010/04/10 23:20 | Comments(0) | TrackBack() | 読書

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