五環路の西側に 香山 という北京市民がハイキングにいく山があります。その近くにあるのが北京植物園。地下鉄とバスを乗り継いで、行ってきました。
入口から想像すると、人の手の入りまくった公園・・・??
中は広い。広かったです。チューリップ畑はどこ?牡丹園は?
なんて歩き回ってしまいました。この日は花曇り。気温も20度を少し超えた程度で、お散歩には良かったんですが、太陽の位置がわからんの、困ったわー方角がわかんなくて<またこれかい(笑)
チューリップは、すでに花を全部切られてしまっていて残念でしたが、牡丹の身頃はぎりぎり間に合ったかなというところ。
行きのバスはぎゅうぎゅう。なんでお休みの日までこんなに人にまみれてるんだ自分、ってまで思ったんだけど、植物園についたら、広さに人もばらけてしまい、気持ちよく歩けましたよ。
次は秋に行きたいかな。
宣武門の南堂からは、お天気もよかったので、瑠璃廠へ行ってみることに。
瑠璃廠は、その昔瑠璃瓦を焼く工場街だったのだそうですが、それがいつの間にか文人墨客の集まる場所となり、200年ほど前には、すでに今のような骨董や筆、印鑑などを扱う店が軒を並べるようになったとか。
今では観光客でにぎわう通りの一つ、となっています。道の両わきには、外国人の考えるチューカチックな店が並び、いかにもいかにもな骨董やら、お茶やらのお店がずらり。日本人のお客さんも多いのでしょうね。あちこちで日本語で声をかけられました。うちら、買う気もお金もないんですけど・・・(笑)
上の写真が 瑠璃廠西街 こちらは東街 どちらも似たような感じだったんだけど、お店の種類は違うのかな?前門へ抜けたかったので、この日は東街しか行きませんでした。
そのうち印鑑でもつくりたいな、とは思ってるんだけど、まずは相場を知らないとね。この通りのお茶屋さんに入ってみたけど、市場の3倍くらいの値段だったから、やっぱりこの通りはなんでも高いんだと思うの。
この道のあと、くねくねと曲がる鼓同に入り込んでしまいました。
方向音痴の面目躍如<威張れることではない
なんとか抜けましたけどね。お日様が無かったら、迷うとこだったよ、あぶねー
(太陽で方角を知るのだ<原始人的発想ですが、なにか?)
半年ぶりくらいの前門。
置物だとばかり思っていた電車が動いていてびっくりー。観光客もさらに増えてるし。
正陽門と箭門。やっぱりでかい。
というわけで、この日もてくてくとかなーり歩きました、まる。
長安街を走る 1番のバスに乗りましたら、急にチューリップ祭りのことを思い出しました。思い立ったがなんとやら、ということで天安門西のバス停で降りて、中山公園へ
花祭りの開催中は入場料が高いという話を、どっかで読んだんですが、本日の入場料10元(140円)なり。チケットを見ると、本来4月10日から5月10日までの予定の「郁金香花展」が、26日から26日までに変更されてました。今年は寒かったからだね。
今日は11日☆ラッキー☆
なかなか、見事な咲きっぷり。チューリップの多さは想像以上でした。これに水車があれば、キューケンホフ(笑)
チューリップ以外にも、八重桜やら藤の花やら
この白い花はなんでしたっけ。
もう少し、花に詳しかったら、もっと楽しめるんだろうなあと思いつつ・・・ それでもたっぷり春を堪能いたしました。
みんな春を撮るのに大忙し(笑)
土曜日なのに、なんだかすっきりしない空模様。予報では夜半に雨かも、とのことですが、どうでしょうね。曇っていると、それだけで空気も汚れている気がします、いや実際のところ、ホントに汚れてるんですけど、たぶん。
さて、昨日の続きをば。
旧大陸銀行
1919年に天津に総行が置かれた、大陸銀行の北京支店として、1926年に竣工。「金城」「塩業」「中南」とともに、「北四行」と呼ばれた、私営銀行の一つだそう。
古典様式の、地上四階、地下一階で、花崗岩が使われているのだそうです。
1952年に閉鎖され、現在は中国銀行前門支行営業楼として使われています。
貨幣博物館(旧保商銀行)
1910年に天津に設立した、天津の商業を維持(保商)するための銀行で、保商銀行本店が1930年代になって、北京に移った際に建築されたものだそうです。
現在は貨幣博物館になっており、古代の貨幣の製造方法や、中国で流通した貨幣を展示してある・・・とのことなんですが、現在改装工事中。閉鎖されている展示箇所もある、と書いてありました。工事が終了したら、一度行ってみたい博物館ですな。
昨日書いた旧中央銀行と、上の二つの銀行の建物は、東交民巷より、10年ほど後の1920年代後半から1930年のもので、いずれも当時の中国最高レベルを誇った西洋建築、なんだそうですが、たしかに頷けます。
さて、ここまで来ると隣はもう天安門広場。なので広場を抜けて、東交民巷へ行ってみることに。
以前から、何度か東交民巷については書いていますので、もう写真は載せませんが(・・おーい、過去ログやーい(涙)建物の保存や、道の整備具合は、断然東のほうがスバラシイ。やっぱり国家機関が入っているビルは、きちんと保存も整備もされています。残念だなー西。面白い建物がたくさんあるのに。
さて、今回 東交民巷で行きたかったのは 旧ベルギー大使館。これは、門が東交民巷には面していないので、裏側からしか見えないのです。
前門西大街へ回ります。
・・・と見えてきました。美しいレンガ造りの塀
旧ベルギー大使館
なんか、ヨーロッパのお城みたーい←凡人の感想
以前はホテルだったこともあるそうですが、今はどっかの企業の持ち物なんだとか。公的機関じゃないなら、見せてもらえるのかなあ・・と思いつつ、そこはシャイなおばちゃんの悲しさ。中に入ってもいいですか、とはとても言えず、門だけ撮って帰ってきました。あー、マジで求・同行者。
西も東も、この胡同は古い西洋建築が多くて、歩くだけでも楽しめます。
もう少しきれいに整備して、入場料を取っていいから中を公開すると、いい商売になると思うんだけどね。政府の機関が多いから、まあ無理だろうね。この日も、あっちに行きなさい、と道端にいたおにいさん(たぶん私服の公安)に注意されました。
この写真撮った直後なんですけど、さて、どこに問題アリ?(って載せちゃったらまずいかしら)
いいお天気です。
気温も30度までは上がってないし、湿度も低い。紫外線は困るけど、どこかに行きたくなります。が、ここのところ、一緒に出かけてくれるお友達が、みんないろいろあってお忙しいらしく、なかなか倶楽部活動もままなりませぬ。
でも、いいお天気なのよねー。
なので、以前から気になっていた西交民巷を歩いてみることに。
西交民巷は、もともとは東交民巷とつながっている胡同だったのだそうです。それが明代に分断されて現在に至っていています、ちなみに現在は天安門広場から西と東に分かれてます。この通り、20世紀初頭には中国系および外資系銀行が立ち並ぶ北京随一の金融街だったのだとか。
まず10番バスで天安門の西まで行き、国家大戯院の横を南下して東へ向かいましょう。
これ
・・・は何でもないんだけど、なんとなく面白い建物だったので。変わった形のレンガ造りの建物。ここから左折して、西交民巷に入ります。
旧法国農業銀行(クレディ・アグリコル)
残念ながら工事中。何を工事してるんだろ?
北京市文物保護単位に指定されているのですが、ルネッサンス様式の丸窓が見られるなど、建物に軽快さがある・・・と物の本に書いてあるんですが、あるのかなあ?よくわからん<おーい 確かに他の建物に比べると重厚さはないかも。
西交民巷甲25号 旧戸部銀行
清政府が1905年に設立。現在の中国銀行の前身です。
ちょっと前まで、この建物はICBCに使われてたそうですが、今は何にもない、のかな。
雰囲気のある建物なんですが。もったいない。
旧中央銀行
1949年、中国人民銀行の管轄になり、金融出版社読者服務部として使われていたそうです。テラスがあるのが非常に珍しいのだとか。
細部まで美しいレリーフが施されている優雅な建物。
長くなったので、今日はここまでにしておきます。残りはまた明日ね。晴天だったし、結構長く歩いたからさすがに疲れました。ダメだなーこのくらいでバテてちゃ。