土曜日なのに、なんだかすっきりしない空模様。予報では夜半に雨かも、とのことですが、どうでしょうね。曇っていると、それだけで空気も汚れている気がします、いや実際のところ、ホントに汚れてるんですけど、たぶん。
さて、昨日の続きをば。
旧大陸銀行
1919年に天津に総行が置かれた、大陸銀行の北京支店として、1926年に竣工。「金城」「塩業」「中南」とともに、「北四行」と呼ばれた、私営銀行の一つだそう。
古典様式の、地上四階、地下一階で、花崗岩が使われているのだそうです。
1952年に閉鎖され、現在は中国銀行前門支行営業楼として使われています。
貨幣博物館(旧保商銀行)
1910年に天津に設立した、天津の商業を維持(保商)するための銀行で、保商銀行本店が1930年代になって、北京に移った際に建築されたものだそうです。
現在は貨幣博物館になっており、古代の貨幣の製造方法や、中国で流通した貨幣を展示してある・・・とのことなんですが、現在改装工事中。閉鎖されている展示箇所もある、と書いてありました。工事が終了したら、一度行ってみたい博物館ですな。
昨日書いた旧中央銀行と、上の二つの銀行の建物は、東交民巷より、10年ほど後の1920年代後半から1930年のもので、いずれも当時の中国最高レベルを誇った西洋建築、なんだそうですが、たしかに頷けます。
さて、ここまで来ると隣はもう天安門広場。なので広場を抜けて、東交民巷へ行ってみることに。
以前から、何度か東交民巷については書いていますので、もう写真は載せませんが(・・おーい、過去ログやーい(涙)建物の保存や、道の整備具合は、断然東のほうがスバラシイ。やっぱり国家機関が入っているビルは、きちんと保存も整備もされています。残念だなー西。面白い建物がたくさんあるのに。
さて、今回 東交民巷で行きたかったのは 旧ベルギー大使館。これは、門が東交民巷には面していないので、裏側からしか見えないのです。
前門西大街へ回ります。
・・・と見えてきました。美しいレンガ造りの塀
旧ベルギー大使館
なんか、ヨーロッパのお城みたーい←凡人の感想
以前はホテルだったこともあるそうですが、今はどっかの企業の持ち物なんだとか。公的機関じゃないなら、見せてもらえるのかなあ・・と思いつつ、そこはシャイなおばちゃんの悲しさ。中に入ってもいいですか、とはとても言えず、門だけ撮って帰ってきました。あー、マジで求・同行者。
西も東も、この胡同は古い西洋建築が多くて、歩くだけでも楽しめます。
もう少しきれいに整備して、入場料を取っていいから中を公開すると、いい商売になると思うんだけどね。政府の機関が多いから、まあ無理だろうね。この日も、あっちに行きなさい、と道端にいたおにいさん(たぶん私服の公安)に注意されました。
この写真撮った直後なんですけど、さて、どこに問題アリ?(って載せちゃったらまずいかしら)